忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

おめでた日和/※※ ♂伊作妊娠ホラー・ショー。(性描写・グロ描写あり。)雑伊


▼おめでた日和



その日、保健室で伊作は雑渡を待ち構えていた。

「ここにあなたの子供がいます。責任とってください。」
「は…?」

なんだって、と雑渡は聞き返してまじまじと伊作を眺めた。伊作は白い夜着の腹を撫でて、ここですよ、と繰り返した。

「ここにあなたの子を孕みました」

身に覚えあるでしょう?
伊作は宥めすかすような声を出して、顔なんかも真剣だ。けれど身に覚えというなら雑渡は自分が抱いた伊作の身体をよく覚えている。少々貧弱だったけれども、骨ばって筋肉の付いた、しなやかな少年の身体だった。子供を宿すことの出来る器官も生み出す器官も伊作にはない。

「…そういう冗談かい?」

雑渡は困惑してそう言ったのだが、すると伊作は白い頬をかっと赤く染めて傷付いた顔をした。細い眉がつり上がって怖い目をする。
嗚呼、そうですかそうですか雑渡さんは子など孕ませておいて冗談でお片づけになる。自分ばかり都合良くやってきて帰るだけの状態が良いんですよね、ええ、僕はそれでも構いませんけどもだけど生まれてくる子が可哀想じゃありませんか!

あんまりです!と伊作が女のヒステリーの様なことを叫ぶので雑渡もなにがなにやら、と苛々してきた。元々、辛抱強い方ではない。
認めろ、認めない、で暫くもめた。




「そんなに言うなら見てあげよう。」

とうとう雑渡はそう言ってもがく伊作を床に押さえつけた。両足を大きく開かせて、着物の裾を割り下帯を毟り取ると伊作は、乱暴しないでください!と慌てた様に注意した。手のひらでそっと下腹の辺りを押さえるのが忌々しい。
中指の先をべろりと舐めて、雑渡はその指で伊作の中をこじ開けた。女の性器とは違うがとにかく雑渡が子種を注いだのはそこだった。

「あ、ぐ…」

かさついた指に中の粘膜を荒らされて伊作は息を詰めた。無理に指を抜き差しすると、絶え絶えの呼吸を吐いて額に汗が玉になって浮く。
それでも伊作は余程感じやすいと見えて、雑渡の節くれ立った指の関節が入り口を出入りする度にびくびくと内股を痙攣させていた。


「駄目…駄目…痛いっ…!」


悲鳴を上げて身体を逃がそうとする伊作の腰を捕まえ無理に押さえつける頃には雑渡もすっかりそういう気になっていて、持ち上げた伊作の太腿に高ぶった下半身を擦り付けている。着衣を解いて取り出した性器を、手早く数度扱いてから抱えなおした両足のその奥に宛がう。
伊作は嫌々と首を振って、流れちゃいます、と泣くように言った。
 知ったことか。流れる子がいるなら流してみればいいという思いで雑渡は伊作の中に腰を押し進める。

「ひぃっ、あ、あ、あ…!」


内側をいっぱいに満たされる快感に、嫌々と頑なだった伊作はあっさり陥落した。青褪めていた頬がほんのりと上気して潤んだ目をする。
雑渡はそんな伊作に欲情して腰を支えて激しく打ち付けた。肉が肉を打つ音と滲み出す精液のぐちゃぐちゃいう音が響く。
ところで、おかしなことはそこから起こった。


「あ……っ、ん…あ、あ、…駄目っ…!!」


酷くしないで、と甲高く伊作が叫んだのとほぼ同時だった。
繋がったところから、ごぷりと精液とは明らかに違う赤い粘液が溢れてきたのである。驚いて雑渡が身を引くと、中からずるずると這い出てきたものがある。快楽でぼうっとした目をしていた伊作はそれを見るや、はっと我に返ったらしい。赤い粘膜に包まれたなにかを抱き上げて言う。

「あぁっ、可哀想に…!」

 実の子を突き殺すなんて、だとか、もう少しで人間の形になったのに、だとか呟く伊作の腕にはでろでろの泥人形の様な人型が納まっている。中途半端に生み出されたそれは皮膚が固まっていなく溶けかけていて、片目が足りていなかった。


「ほぅら、お父さんそっくりじゃないですか。」
「いや、認めてないから。」

勝ち誇ったような伊作の台詞に雑渡が首を振ると人型は恨めしげな目を向けた後、どろりと水になって零れた。




PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Trackback

この記事にトラックバックする:

Copyright © No Mercy for mobile : All rights reserved

「No Mercy for mobile」に掲載されている文章・画像・その他すべての無断転載・無断掲載を禁止します。

TemplateDesign by KARMA7
忍者ブログ [PR]