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久々知はなまじ顔が綺麗で腕力なんかもなかったから、ある種の乱暴を避けるよりは自ら慣れてしまう方が手っとり早かった。
長屋の空き部屋の一つで久々知は白い裸体を数人の男に差し出している。色事の出来る身体は忍びとして武器になるので、その練習とクラスの人間に声を掛けたら五人、六人、すぐに飛びついてきたのである。皆久々知と同じ歳だから欲の盛りである。
ところでその久々知はといえば、白い肌を吸い付かれ舐られながら甚だ不機嫌である。実のところ久々知は人嫌いで手を握られるのも虫酸が走るのだ。そんな性質も堪える為の練習だったが如何にもならないらしい。
幼く見える可愛い顔の眉間にぎゅうっと皺を寄せ天井をにらんでいた久々知は頬をひたひたと緩く叩かれますます険悪な表情を浮かべた。
「おい、房中術の練習なんだろ。やる気出せよ。」
久々知を組み伏せている男が言うと、周りを囲んでいる所謂順番待ちの奴らも囃し立てた。滅多にない好機会に興奮し、浮かれ騒いでいるのだ。
咥えろと目の前に性器を突きつけられて久々知は嘔吐いた音を出した。
「もういい。やめる、・・・どけよ」
早々に音をあげた久々知の頬を男は強く殴った。久々知の肌は透けるように白いから頬が腫れると真っ赤になって目立ってしまう。それを合図に周りで様子を見ていた連中も一斉に久々知の身体に飛びついて腕を押さえ足を押さえ肌を撫で回す。ぞっと背筋を凍らす久々知は首を振って嫌々と喚いている。
「そう毎回自分勝手が通ると思うなよ」
期待させといて、と男は言って久々知の裸の内腿を探り性器を弄ぶのだが久々知は褪めた白い顔で唇を噛む。性器は萎えたままである。耳元を舐られ乳首を噛み付かれ尻の間を指で探られて久々知は悪態を吐く。
「…気持ち悪、…」
「手前が誘ったんだろうが」
嘔吐感を堪えながら我侭を指摘された久々知はふらふらと自分の言い出したことを思い出し始めていた。色を武器にするということは己の身体に酔わせて相手の寝首を掻くことである。
そこで久々知は何かあきらめたように深くため息を吐くと頭近くに居た男の一人に手を伸ばし強請るのである。
「分かった。これ…頂戴。」
久々知の細い指が性器を握ったので男は息を詰めた。赤い唇を舐めて可愛く首を傾げる久々知の顔に男は既に勃起している性器を擦りつける。一瞬嫌な顔をした久々知はそれを根元から舐めあげてぱくりと口に含んだ。
ようやくそれらしい雰囲気に盛り上がりかける男たちだったが、その空気が突如変わった。
性器を咥えさせていた男がただならぬ悲鳴を上げた所為である。
青褪める視線の先では久々知が不機嫌そうな嫌な顔でべっ、と大量の血を床に吐き捨てるところだった。咥えた性器を噛み千切る殺害を試そうとしたのである。千切れかけた性器をぶら下げて男が上げる悲鳴のなか、血と精液が混ざった味が気に入らないらしくてぺっぺっといつまでも床に唾液を吐いている久々知はふと顔をあげ周りをみてきょとんとした。
「あれ、俺、房中術って言ったよな」
無表情に首を傾げる久々知は初めから暗殺術を試したかったので、化け物を見る目を向けられる意図が良く分からない。ちゃんと噛み切れなかった、と口にしてその場にいる全員に脱兎の如く逃げられたのだった。
これは上手く纏まらなかった…久々知はマグロで気違いという話でした。
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