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・取り憑かれる話 (白凄 エロい感じの悪霊に取り憑かれて白目に夜這をかけにくる凄腕っていうギャグ)


<!説明がないと意味不明なので註書き!>

※twittter上の悪ふざけで出来たネタをガチで書いてみた「悪霊に取り憑かれておかしくなる凄腕」という謎設定ギャグエロです。
 最初に解説すると、諜報に白目が利用した遊女の怨念が凄腕に取り憑いて凄腕の身体を使って白ちゃんに夜這を掛けに来るよ!というしょうも無い話です。
把握したらどうぞ。










▼取り憑かれる話



 意味が分からない。人肌で温くなった布団に転がって着物の下を弄る指に声を上げながらそう思う。
何がどうしてこの状況なのか。いや、俺の身体を跨ぎ圧し掛かる男を押し退けないで良い様にさせているのも、部下であるこの男の部屋を夜半過ぎ訪れたのも俺だ。俺なんだが、しかしこれは望んでそうした訳でなく俺の意志とは全く無関係に、なにか別の生き物に動かされるように、足がここへ向かい手指が眼の前の男の頭を抱いているのだ。手前のことながら何事だ。甚だ意味が分からねぇ。これだとまるで俺が誘ったみたいじゃねぇか、というかこいつはそういうつもりだろう。躊躇う癖に高揚気味の吐息で、まさかあんたにそういうつもりがあったなんて、とかなんとか見当違いのことを言う。違う。おい、違ぇんだよ。首筋に歯が当たり、舌の濡れた感触が肌を這った。

「・・・いいんですか?」

良くねェよ。今すぐ俺の上からその手と身体を退けろ。
ところが身体はちっとも言うことを利かず俺の意識を無視して布団の上に横たわり続ける。口角の引き攣る感じからすれば俺は今薄ら笑ってすら居るのかもしれなかった。男の指に触れられる度ぞわりと粟立つ皮膚感覚もおかしい。焦る。幾ら焦れども、制止の言葉ひとつ口から紡げない。

「んっ・・・!」

脇腹から腰を撫でる手のひらの感触に鼻にかかった声が漏れる。体温がじわじわと上がってきている。おかしい、この感じ方は異常だ。

「俺ずっとあんたとこういうことしたかったんですよ」

 嬉しいです、ととんでもない話をされて目眩がする。知らねぇよ、俺は好きでこんなことしてるんじゃねぇんだよ。おい、やめろ。
胸元を弄る指に突起を摘まみ上げられて爪先が跳ねる。腰が重たく疼いて、短く吐いた息に熱が籠った。媚毒にかかった様に身体が震える。

「ふ、あ・・・っ」
「・・・意外と、やらしい身体してるんですね」

うるせぇ、ちょっと黙ってろ。調子に乗るこの馬鹿の指先は細く器用で摘まんだそこに爪を引っかけたり指の腹で揉み潰しては弄り倒される。払い除けようとして、俺の手はこいつの指を掴んだまでは良かったがそれをそのまま自分の口元へ持っていく。揃えた中指と人差し指を口に含んで舌を這わせると驚いたような顔と目が合う。そんな目でみるな。俺も引いてんだよ。口の中に溜まった唾液が細長い指と口の端をべたべたに汚す。

「もう、良いですよ。」

ふとそう声が掛って指が口内から引き抜かれる。何がだ、と訝しむ間もなく唾液に濡れる指に足の間を探られた。囁かれた言葉に思わず引き攣る。

「ここに早く触られたかったんですよね?」

・・・逃げたい。
手前より腕力もなにも劣る部下ひとりを前にこれほど心底逃亡を望んだことは無かった。ぬるつく指が周囲を緩く撫でまわしていたかと思うと爪先を埋め、ぐっと入口を抉じ開ける。ぞわっと背筋が毛羽立ったのは悪寒が九割強を占めていると思ったが、零れたのは鼻に掛った喘ぎ声で頭が痛くなる。

「や、ぁ・・・っ」

つうか誰の声だよ、今のは。俺なのか。恐らくわざと、ぐちゃぐちゃ音を鳴らす様に抜き差しされる。
当に勃っている前を堰き止めるようにきつく掴んだままに指の腹で先を嬲られる。咄嗟に歯を食いしばったがひっと甲高く悲鳴があがるのを押し殺せなかった。いつのまにか増やされている指に音を立てて掻き回されている奥も、緩く扱き上げられている性器も、全身が熱くて堪らない。こめかみを汗が伝う。

「アっ、あ!も・・・それ・・・っ」
「・・・もう良い?挿れますからね」

良いですか、と聞く奴の声も常よりひび割れて掠れている。興奮してんじゃねぇよ畜生。
足を抱えあげられた見っとも無い格好で、熱が押し当てられる。焦らす様に先を擦りつけられるともどかしくて気が狂いそうになる。それでも生来なら、こんな真似俺は死んでもしないだろうに思考の外で動く腕が急かす様に男の腰を引き寄せた。ああ、くそ。もう、嫌だ。無理に押し広げられる感触に一瞬呼吸が止まる。

「ひっ、ああァッ、ああ・・・!」

感電するように酷く感じて眼の前が潤んだ。腰を揺すられ前を弄られ息が途切れる。擦りつけられると堪らない箇所があってがくがくと身体が勝手に痙攣していた。嗚呼、やめろやめろ。頼むからやめてくれ。と俺はさっきからもう何遍も言っているつもりなのに実際口をついて出ているのは耳を塞ぎたくなるような嬌声と交合を歓ぶ台詞ばかりで、それが耳に届く度自分で自分が呪わしい。
ずるりと半ば抜けだす感覚にまた喉から、あっと媚を売るような声が零れる。後ろが締めつけ収縮するのが分かってしまった。顔面が火を噴く様に熱い。

「気持ちいいですか?・・・これが気持ちいいんですよね」
「っふ、あ、ああ、・・・良い・・っ、気持ち良、から」

もっと、と。
なんて相手になんてことを言っているんだ俺は。馬鹿か。死ね。というか死ぬ。これ以上なにかされたら。
しかし強請った分だけしつこく抱かれて恐らくぶっ飛ぶと思った通りに眼の前が眩んで、案の定俺は意識を手放した。




前に諜報の際に色街に降りたんですけどね、
と意識を取り戻してから後に部下は切りだした。ああいう場所には町人から城勤めの侍まで幅広く人が集まるからその土地の景気なり政治なりを知るには遊女に取り居るのもある種常套手段ではある。

「それで?」
「・・・いや、なんかその内店になじみの顔が出来ちゃって。でも俺任期終わってそのままそこの土地には寄りつかなかったんですけど、潜伏様の仮住まいの方にずっと届いてたらしいんですよね」


爪やら指やら。と男は言い俺は溜息を吐いた。情の深い女に好かれたものだ、が後の言葉に頭を抱える。

「最中、一度あんたがその女に見えたんですよ。祟られたかなぁ、俺。」

おい、勘弁しろよ。とばっちりもいいとこじゃねぇか。
言えばこの男は、抱けば収まるなら問題ないんじゃないですか、と悪びれず笑うので案外性質の悪い男かも知れなかった。


10/6/1


twitterのやり取りから派生した「エロい感じの霊に取り憑かれて淫乱になる凄腕」という謎設定。


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