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  <title>No Mercy for mobile</title>
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  <description>NoMercy携帯用ページです。</description>
  <lastBuildDate>Sun, 14 Nov 2010 14:13:37 GMT</lastBuildDate>
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    <item>
    <title>熱病(白凄) / 熱出した凄腕さんを前に我慢できない白目くん、を手扱きする凄腕さんの話。R１８</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
　無遠慮に布団に潜り込んできた男の小柄な体を、今日は追い返すのが酷く難しかった。ここ数日抱えていた仕事の疲労と手負った傷が重なって朝から熱が続いている。だるさで殆ど力の入らないまま圧し掛かってくる男の胸に手を添えて駄目だ、やめろと繰り返しながらこれでは喜ばせているのと変わらないと気付く。案の定、白く濁った目をした男は一層興奮したように短く息を吐いて身体を擦りつけてくる。<br />
<br />
いいと言ったのに、床に臥せる俺の世話を焼くと言い張って男が枕元に居座ったときから嫌な予感はしていた。初めこそ殊勝に具合を訊ねては絞りの悪い手拭で俺の額を濡らしていたと思ったが、いつのまにかこうして組み伏されている。これも最初から下心があってのことでは無いと思うからキツく言い辛い。<br />
着物の袷を開いて肌を探られる。ああ、大体そういうことになると思っていた。<br />
<br />
「おい、よせ・・・」<br />
<br />
　絞り出した声は予想外に掠れていて驚いた。両手を緩く押さえられながら身を捩っていると熱で腫れぼったい耳を噛まれてそこに興奮した息が掛る。ぞくっと背筋に走った感覚を頭を振って誤魔化す。<br />
男は困ったように薄い眉を下げながら、しかし興奮に頬を染めて「でも&hellip;」と言い淀んでいる。<br />
<br />
「だって、凄腕さんがやらしいから・・・。」<br />
<br />
まるで俺が悪いかの言い草だ。<br />
げんなりとした俺に男はへらりと眉を下げたまま笑って着物の内に忍ばせた手で胸の上をそうっと撫でた。手のひらで数往復擦られる内に立ち上がってしまう乳首を指先で捏ねられる。あからさまな機嫌取りだがそうされると、弱い。くぅ、と喉が鳴り息が上がるのを抑えられない。足の間に割り入る膝を押しつけられている場所も固くなっている。<br />
既に収まりが付かないのを自覚するが、それでも後ろで受け入れるセックスをするには発熱した身体がキツかった。喘ぎながら、妥協案を口にする。<br />
<br />
「分かった・・・手で、・・・手でしてやるから、・・・な？」<br />
「手で、ですか？」<br />
<br />
一瞬不満そうな顔をした男にこちらも弱った顔になるが、構わず袴の帯に手を伸ばす。<br />
<br />
「・・・また次のときに、なんだってしてやるから・・・」<br />
<br />
身体が熱くて目が回っている。早く終わらせたくて俺がそう言うと男は漸く納得したようで、覚束ない俺の手を避けて自ら袴を脱ぎ下帯を解く。<br />
触る前から当に勃起しているそれに手を伸ばす前に、男がそれを押し止めて俺の腰を引き寄せて帯を解きはじめる。<br />
<br />
「おい・・・だから、入れんのは・・・」<br />
「大丈夫、」<br />
<br />
宥める様に言った男が、裸に剥かれて露出した性器を自分のものと合わせて俺の手に握らせる。<br />
<br />
「ね、一緒に触ってください」<br />
<br />
白濁した目にじぃっと見つめられて妙な熱が籠る。ゆるゆると擦り始めると堪らない快感に腰が浮いた。<br />
<br />
「あっ、・・・あ、ぁ・・・くっ」<br />
「気持ち良い？俺も、気持ち良いです」<br />
<br />
はぁ、と溜息を吐く様に言って男は目を細めた。手の中のものは膨れあがってぬめる先走りを零している。どちらのともなく混ざり合う精液が扱きたてる度くちゅくちゅと湿っぽい音を鳴らすのが堪らなくいやらしかった。<br />
そうして俺に性器を弄らせておきながら男ははだけた胸元に顔を寄せる。立ち上がった粒を口に含まれ強く吸われて打たれたように背がしなった。<br />
<br />
「っあ、ア、・・・やめっ」<br />
「どうして？ここ、好きですよね」<br />
<br />
片方を舌先で転がされながら、片方を指先で抓まれ指の腹で押し潰すようにされる。身体が勝手に震えて、肌が汗ばむ。性器を擦りながら与えられる刺激が強すぎて堪えられそうにない。自分のものから手を放し、男の性器だけを握り追い立てるようにする。<br />
<br />
「っふ・・・ずるしないでくださいよ」<br />
<br />
　不意をつかれたように男は一度腰を引いたものの、だらしなく口元をにやつかせてはまた俺の手の好きなようにさせる。仕返しのように乳首をきつく抓みあげられて声が出た。<br />
<br />
「あっ、んぅ・・・！」<br />
「ね、もう、イきそ・・・。」<br />
<br />
一緒に、と請われて再び性器を束ねて握られる。細く長い、女の様な指がグロテスクな性器に絡んで夢中で擦り立てているのが視覚的にもキて気持ちが良かった。<br />
<br />
「あ、あ、アッ、しろ・・・イく・・・イく・・・っ」<br />
<br />
熱っぽく霞んだ頭のせいであっという間に何が何だか分からなくなって殆ど必死に腰を押しつけ擦りつける様にして射精した。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「それじゃあ俺、廊下に居ますからなにかあったら呼んでください」<br />
<br />
汗をかいた肌と吐精でべたべたになった下肢を丁寧に拭われている内にとろとろと眠気が襲ってきた。いつの間にか寝巻は新しい物を着せられていて、汚したものは身体を拭うのに使った手拭と一緒にくしゃくしゃに丸まって立ち上がる男の脇に抱えられている。<br />
<br />
引き止める気もさらさらないが、さっきまであれ程横に居ると駄々を捏ねた癖に、目で問い掛けると悪怯れた様子で肩を竦めて此方を見る。<br />
<br />
「あんたを見てると俺、駄目みたいなんです」<br />
<br />
我慢が利かないのだというようなことを男はぼそぼそと口にした。今さら何だ。<br />
<br />
「・・・知っている」<br />
<br />
憮然として言うと、男はきまり悪げに頭をかいて障子の向こうに引込んだ。被り直した布団は睦んだ後の匂いがする。未だ頬が熱い、と思った]]>
    </description>
    <category>プロ忍・事務員</category>
    <link>http://mobilemercy.blog.shinobi.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E5%BF%8D%E3%83%BB%E4%BA%8B%E5%8B%99%E5%93%A1/%E7%86%B1%E7%97%85-%E7%99%BD%E5%87%84-%20-%20%E7%86%B1%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E5%87%84%E8%85%95%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%92%E5%89%8D%E3%81%AB%E6%88%91%E6%85%A2%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E7%99%BD%E7%9B%AE%E3%81%8F%E3%82%93%E3%80%81%E3%82%92%E6%89%8B%E6%89%B1%E3%81%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E5%87%84%E8%85%95%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E8%A9%B1%E3%80%82r%EF%BC%91%EF%BC%98</link>
    <pubDate>Sun, 14 Nov 2010 14:13:42 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>涙腺/※(白凄)凄腕さんが白目に泣かされるだけ。エロ</title>
    <description>
    <![CDATA[<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼涙腺</h4>
<font size="-1"><br />
<br />
　さっきから押し殺そうとしては失敗したように小さく声を零していた男が、一際甲高く鳴いて背を震わせた。<br />
<br />
「イっちゃいました？」<br />
<br />
　繋がったままの下半身に目を向けると白い吐精がたっぷりと引き締まった腹を汚していて卑猥だった。荒く息を吐いて濡れた目を向ける男は俺より幾つも年上の凄腕の忍びであるが、今は部下である筈の俺なんかに組み敷かれて喘がされて随分他愛無い。<br />
少し悔しそうに唇を噛む顔を眺めながら、腹の上の精液を広げる様に胸に擦り付ける。<br />
結合を半ばまで抜き出してもう一度ゆっくり沈めるとぞくぞくと全身で震えて声を洩らすのが堪らなかった。<br />
<br />
「っぁ、・・・あ、うぅ・・・！」<br />
「ふふ、可愛い。」<br />
「・・・っ、ん・・・あんま見てんなよ・・・！」<br />
<br />
　頬に血の気を上らせて眉を顰めるのがそそるのに、俺が食い入る様に見つめているのが分かると顔をきつく横に背けてしまう。<br />
ふと、昼間の男の姿を思い出す。焼け野原の戦場で、自分と同じ色の装束を着た死体に合掌していた。ああいう時もこの男は俺からきつく顔を反らして見せようとしないから俺は余計に気になって確かめずには居られなくなってしまう。今も無理矢理に顔を覗きこんだ。<br />
<br />
「泣いてますか？」<br />
<br />
　はぁ！？と男は少し驚いた様で、色気のない声をあげて聞き返してくる。<br />
<br />
「・・・俺がいつ泣いたよ」<br />
「割と簡単に泣くじゃないですか」<br />
「あ？」<br />
<br />
　不本意そうに眉を顰めたのをいなす様にへらっと笑って誤魔化しながら、また少し腰を揺する。慌てたようにきゅっと足の指が握って、結合部からは精液やら腸液やら分からない液体がぐちっと音を立てた。いやらしい。<br />
<br />
「ぅあ、・・・！」<br />
<br />
　いつも睨みつける様な怖い目が少し見開いて幼い。イったばかりで辛いのか内壁がきゅうっと収縮して高く掠れた悲鳴を上げる。無視して揺さぶり続けると蕩けた目を隠す様にまた横を向いて骨ばった長い指で顔を覆ってしまう。焦った制止の声が掛る。<br />
<br />
「っ待、て・・・動く、な・・・！」<br />
「また気持ちよくなっちゃいました？」<br />
<br />
　先端にぷくりと溜まって零れてくる精液を手のひらで擦り広げながら、勃ってることを教えてやると一層興奮したように短い熱い息を洩らす。<br />
緩く手を上下させながら擦りたてると、足の付け根がひくひくと痙攣して射精が近いらしい。息を詰めていよいよ限界らしいというところで堰き止める様に根元をきつく握って邪魔をしてやる。<br />
<br />
「っひ、ああ！！」<br />
<br />
がくり、と男の身体は震えたが射精には至らず細かく震えながら顔を覆い隠していた手を解いて俺の首に縋りついてくる。片足を抱え直して突き上げを強くすると堪えられないらしい、ひっ、と悲鳴交じりに喘いでは首を左右に振る。<br />
<br />
「ぁ、嫌・・・だ、・・・もう・・・！」<br />
<br />
悲鳴をあげてる口元が涎を零して、涙がぼろぼろ落ちている。握って堰き止めているところに少し残酷なくらい強く爪を立てるとああー、と小さい子供がしゃくりを上げる様な泣き方をして嫌がる。<br />
<br />
「ほら、ね。泣いた。」<br />
「・・・っふ、・・・う、ぅ」<br />
<br />
　案外簡単によく泣く男だ。情感が豊かなんだろう。亡骸を前に泣かすよりはこうして気持ち良くて我慢できないと泣かせたいけれど。<br />
<br />
「あんたは俺が死んでも泣くんでしょうね」<br />
<br />
ひっく、としゃくりあげた声がこの年上の男に似つかわしくなくて可愛かった。<br />
<br />
</font><hr noshade="noshade" style="width: 100%; height: 1px" />
<font size="-1">凄腕さんの涙腺弱かったらいいのになってだけの話。</font>]]>
    </description>
    <category>プロ忍・事務員</category>
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    <pubDate>Thu, 19 Aug 2010 09:01:18 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>あの子が欲しい(綾部と滝夜叉丸)/滝夜叉丸が綺麗だから「ちょうだい」って言う綾部</title>
    <description>
    <![CDATA[<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼あの子が欲しい</h4>
<font size="-1"><br />
泥を付けた足袋のまま、綾部は縁側から自室へ繋がる廊下へあがった。<br />
左手には、昼頃から裏の畑で摘んできた雑多な草花が握られていて熱い手のひらの温度でぐったりと花弁を垂れている。泥だらけの手足で部屋を歩き回ると部屋を共有している友人に叱られるのだが、今日ばかりはそういうこともなかったのでどこか誇らしげに綾部は床を汚す。<br />
<br />
「滝夜叉丸、お花摘んできた」<br />
<br />
綾部はぐっと握りしめた拳を部屋に向かってつきだすように言った。<br />
部屋の中央には綾部とは同室の滝夜叉丸が身体を仰向けにして寝そべっている。体調不良というわけではない。ただ現在、滝夜叉丸は呼吸をする以外の全てを放棄している。綾部は寝そべっている滝夜叉丸の髪の毛に摘んできた花を差した。<br />
今現在、滝夜叉丸は綾部のものである。それは前の晩に綾部が滝夜叉丸を「ちょうだい」と口にし、滝夜叉丸が「良いだろう」と返事をしたから確かである。綾部が「ちょうだい」と言ったとき滝夜叉丸は風呂上りの髪の毛を乾かしている途中だったが、良いだろうと気前よく答えて横になった。それからこの状態が続いている。<br />
<br />
「滝夜叉丸は赤が好きだからこの花と、私は白が好きだからこっちの花。」<br />
<br />
　そんな風に独り言を言いながら綾部は花を差していく。滝夜叉丸の洗い晒しの髪の毛には他にも綾部が委員会の備品からひっぱり出してきたリボンという舶来の飾り紐やら、若い娘用の簪なんかがぐちゃぐちゃと絡んでいる。<br />
　白粉をはたき、小筆で紅を塗ってみて、綾部はわくわくと滝夜叉丸を眺めた。<br />
眺めたところでむっと眉を寄せ首をかしげる。<br />
<br />
「・・・きれいじゃないね」<br />
<br />
　滝夜叉丸は見た目の綺麗な子供である。髪は黒々と艶があって美しく、顔は小さく整っていて、くっきりとした二重に細かく生えた睫毛が深く陰を作っている。口角の締まった口元は時折綺麗な前歯の並びをちらつかせながら、いつもぺらぺらとなにか難しそうなことを得意げに若い声で紡いでいる。それから良い匂いがするものだ。<br />
　綾部はそういう滝夜叉丸が気に入って、欲しい欲しいと駄々をこねていたが漸く昨晩「良いだろう、遣ろう」と滝夜叉丸を貰ったのだった。<br />
　そうして飾り立ててみたものの、眼の前に置いてある滝夜叉丸はなんだか泥に汚れているし髪もぐちゃぐちゃとこんがらがってあんまり綺麗じゃないようである。<br />
<br />
「滝夜叉丸、やっぱり要らない&hellip;」<br />
<br />
　ぱらり、と綾部が握った花を落とすと鼻先でせせら笑う音がして滝夜叉丸が目を開けた。<br />
<br />
「分かっただろう。」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
　四角い部屋にシャボンの匂いが香っている。<br />
こんがらがった髪に花枝をぶらさげた滝夜叉丸はすっくと立ち上がると風呂を浴び、やがて戻ってきた。水気を綺麗に拭き取って椿油を馴染ませた髪は艶々と輝いているので綾部は声を出さず口の動きだけでおやまぁ、と感嘆した。<br />
<br />
「私は完璧な私が完璧に管理してこそ完璧に美しいのだ。」<br />
<br />
きゅっと高い位置に髪を括った滝夜叉丸は、ふふんと鼻先で感じ悪く笑って綾部の捨てた草花からひとつ、八重に咲いた山吹を拾って元結に差した。<br />
<br />
「滝夜叉丸きれい！」<br />
<br />
　綾部はまた少し滝夜叉丸が欲しくなったが、そう賞賛するに留めた。<br />
</font>]]>
    </description>
    <category>その他忍たま</category>
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    <pubDate>Wed, 04 Aug 2010 16:20:40 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>縁があればまた会おう/現パロ。転生ものかもしれない。</title>
    <description>
    <![CDATA[<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼「縁があればまた会おう」</h4>
<font size="-1"><br />
&nbsp; 消毒液の臭いがきつ過ぎるのが救いだった。伊作は焼けて爛れて白く膿んでいる男の顔にガーゼを当てながらそんなことを思った。皮膚がもう自力では再生しないくらいに焼けてしまった男の顔は本当にグロテスクだったし、アルコールのつんと鼻をさす刺激がなかったらきっと酷く臭っただろう。そういう男の顔に伊作が綺麗に包帯を巻いてしまうと、男は包帯の隙間から右目だけ覗かせてにこりと笑った。<br />
<br />
「ありがとう」<br />
<br />
　男は雑渡というのだそうだ。2週間程前、まだ焼けていない綺麗な顔で伊作の前に現れた。<br />
やあ、探したよ伊作君。というまるっきりデートに遅刻してきたみたいな台詞で話しかけてきた男を伊作は知らない。けれど男は伊作の名を呼び、伊作の肩を抱き、伊作の恋人を名乗った。伊作は一瞬ぞわっとしたが、男が一見紳士的な様子だったのであまり警戒を抱かなかった。ひとつふたつ、瞬きして訊ねる。<br />
<br />
「僕たちどこかでお会いしましたか？」<br />
「前世で」<br />
<br />
笑おうか、と伊作は思った。<br />
けれど男は至って真面目な顔をしている。笑う代わりに伊作は気の毒そうな目をして男を見上げた。そんな目をする伊作に男は驚いたようだ。<br />
<br />
「・・・私のこと、覚えてない？君の前では雑渡と名乗っていたよ。」<br />
「申し訳ないですが。」<br />
<br />
　伊作は丁寧に首を横に振った。男はしばらくぱちくりと目を瞬いて伊作の顔を覗きこんでいたが、やがてそうかそうかと頷いたので伊作はほっとした。<br />
<br />
「そうだね、覚えてなくても無理はない。すまなかったね。」<br />
「いえ、分かって頂けてよかったです」<br />
<br />
男は案外あっさりした態度で伊作の肩を離した。それじゃあね、と伊作に笑顔を向けて去っていく。それじゃあ、のあとに「またね」が省略されていることに伊作は気が付かなかった。<br />
　それからもう次の日である、伊作のアパートの前に顔の焼け爛れた男が訪ねてきたのは。<br />
<br />
「やあ、うっかりしていた。あの頃は私こういう姿をしていたから。」<br />
<br />
そう言って男は両腕を広げた。まるで伊作が今にも勢いよく飛び込んでくると信じて疑わないようだ。男の顔は焦げている。湯を被ったなんて程度の火傷では無い。伊作はどんなふうにすれば人間の皮膚がこんな風に焼けるのか知りもしなかったが、眼の前の人間がどれ程怖い人かは理解した。それと同時に自分がどんな風な深さで男に愛されているか理解した。思わず震える。<br />
男はどことなく嬉しそうな顔で伊作の反応を待っていたが伊作がいつまでたっても扉の前で青ざめたまま動かないので首を傾げた。それから納得したように、ああそうか。と口を開いて、<br />
<br />
「左目も抉った方が良かったかな？」<br />
<br />
ああ、雑渡さん！<br />
咄嗟に伊作は出来る限り懐かしそうなふりをしてそう声をあげた。そうして今に至る。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「ちゃんとお医者に行った方がいいですよ。」<br />
<br />
　僕は医者ではありませんので。と伊作は言った。<br />
<br />
「構わないよ。」<br />
<br />
また君に手当てしてもらおうと思って焼いたんだから。と男がいう。ありがたくない話だ。男は顔を焼いて訪ねて来た日からそのまま伊作の一人暮らしのアパートに住みついている。薬局で買ってきただけの市販の軟膏を伊作は男の肌に塗り包帯を巻く。焼け焦げた皮膚は元に戻るのか、これからも毎日男の顔に包帯を巻いていかなければならないのか伊作には分からなかった。<br />
<br />
「伊作君」<br />
<br />
ふと、男が伊作の頬を撫でたので伊作は身を固くした。<br />
骨ばった男の指が伊作の茶色く脱色した髪を掻きあげる。柔らかい癖っ毛を懐かしそうに眺めて、男の目が細くなる。情事の後はいつも疲れて寝てしまう伊作の裸の背中に流れる髪が好きだったという。伊作はこの男を知らない。<br />
<br />
「髪、また伸ばしてよ」<br />
<br />
　伊作はせいぜい微笑んで頷くしかなかった。<br />
<br />
</font><font size="-1"><font size="-2"><br />
<br />
<br />
<br />
</font></font>]]>
    </description>
    <category>雑伊・その他伊作受け</category>
    <link>http://mobilemercy.blog.shinobi.jp/%E9%9B%91%E4%BC%8A%E3%83%BB%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E4%BC%8A%E4%BD%9C%E5%8F%97%E3%81%91/%E7%B8%81%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%BE%E3%81%9F%E4%BC%9A%E3%81%8A%E3%81%86-%E7%8F%BE%E3%83%91%E3%83%AD%E3%80%82%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82</link>
    <pubDate>Wed, 21 Jul 2010 08:58:47 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>カッコウの巣の上/親代わりの凄腕さんとはじめの一線を越える白目。甘い？</title>
    <description>
    <![CDATA[<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼カッコウの巣の上</h4>
<font size="-1"><br />
<br />
　俺の上司はまぁ、俺の人生の半ば程迄は親の様なものでもあったかもしれない。<br />
殆ど浮浪児のようだった俺を俺の上司になる男が拾い上げるに至った経緯はというと長くなるので割愛するが、とにかく俺は餓鬼の時分からこの男に読み書きを教わり忍びの仕事を教わり、怒鳴り殴られ、ときに褒められてここまでを育ったのだった。<br />
すくすくと手足が伸びるのにつれて俺の男への好意はすっかり思慕から欲望に変わりつつあるが、男は未だ俺の親であるのをやめない。<br />
そういうわけで宵口、下心を持って忍びこんだ男の部屋で俺は温かく布団に迎え入れられ戸惑うという現状にある。<br />
<br />
「あのう・・・」<br />
「ん、」<br />
<br />
　ぬくぬくとした布団の中で男の手が俺の背を規則的に叩いている。<br />
気を抜けば眠ってしまいそうな居心地の良さに抗いながら俺はぶるりと首を振った。いや違う、こんな筈ではない。腹の上に寝そべる様だった体勢を起こし、男の顔の両脇に手をついて見下ろすようにすると訝しげな視線が正面から向き合った。<br />
<br />
「どうした、」<br />
<br />
眠たそうに囁くような常より少し柔らかい声音がいやらしい。顔の端正な男だ。ああそうだ、俺はこの男を夜這にきたわけで、と思い出して心臓が鳴り始める。興奮やら欲情やら緊張でぐちゃぐちゃな気分で訪れた俺を、男が「怖い夢でもみたか」、と布団に招きいれたときにはあまりな扱いにどうしてくれようかと思ったが。ごくりと喉が鳴る。抑えきれないのはなにも気持ちばかりの話ではない。若いのだ、仕方がない。<br />
あとほんのわずかで鼻先が触れそうな距離にある男の首筋に唇を押しつけた。吸いつくとぴくりと肩が揺れる。眠たげだった目が少し開いて俺を見据えた。<br />
<br />
「おい・・・、」<br />
「・・・俺はあんたが思う程餓鬼じゃないんで。」<br />
<br />
まさに餓鬼の典型のような台詞じゃないか。<br />
そんなことを思いながら俺は夢中で男の肌を弄った。馬鹿、と一度焦ったような声で咎められたのが随分遠く聞こえる。背を叩いていた手が俺の肩を押し遣る。緩い抵抗に興奮しながら掴んだ男の手首が、意外に細い、と俺は思った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
　「・・・お前いつの間にそんな図体でかくなってたんだ。」<br />
<br />
俺が男を抱いた後、男はどことなく納得のいかない風で俺に尋ねたのが印象的だった。<br />
どれほど俺が子供に見えていたのか、背が伸びきってもう何年も経つのにと思って苦笑すると男はむっと眉を顰めて横を向いた。いつもより幾らか幼く見える、と思う。<br />
<br />
「今更気が付いたんですか。」<br />
<br />
そういえばこの男も若いのだ。歳の差も七つか八つ、十は離れていないだろう。隔たりを感じていたのが嘘の様で、手を出してみるまで想像もしなかった、俺の手の中で吐精した余裕の無い顔を思い出して疼く。<br />
布団の上に仰向けに横たわる男の身体にもう一度覆い被さると今度ははじめからはっきりと拒絶を手で示されて笑う。これはもう夜中に変な夢を見ても背中を叩いて貰えないだろう。<br />
<br />
<br />
「今更と言えば俺もなんですけど、あんたそんな可愛かったんですね」<br />
<br />
接吻を、迫ろうとして顎を殴られた。腹立たしそうに毒づかれる。<br />
<br />
「くそ、可愛くねえ！」<br />
「あ、今更気が付きました？」<br />
<br />
<br />
</font><hr noshade="noshade" style="width: 100%; height: 1px" />
<font size="-1">カッコウって親鳥(疑似)より大きく育つよねって話です。<br />
白目くん細いけど手足は伸びそうって感じで。<br />
</font>]]>
    </description>
    <category>プロ忍・事務員</category>
    <link>http://mobilemercy.blog.shinobi.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E5%BF%8D%E3%83%BB%E4%BA%8B%E5%8B%99%E5%93%A1/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%81%AE%E5%B7%A3%E3%81%AE%E4%B8%8A-%E8%A6%AA%E4%BB%A3%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%87%84%E8%85%95%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E7%B7%9A%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8B%E7%99%BD%E7%9B%AE%E3%80%82%E7%94%98%E3%81%84%EF%BC%9F</link>
    <pubDate>Sun, 18 Jul 2010 04:18:42 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>願わくば不幸であれ/※(雑高) 雑伊前提。高坂設定ねつ造。</title>
    <description>
    <![CDATA[<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼願わくば不幸であれ</h4>
<font size="-1">※<a href="http://mobilemercy.blog.shinobi.jp/Entry/208/">これ</a>の前話。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
　抱かせて欲しい、と雑渡に言われて高坂の鼓動は跳ね上がった。<br />
それは単純に高坂が雑渡に心酔しているから期待した、というのでもあるし、抱かせて欲しいなんていう珍しく下手に出た物言いに動揺したからでもある。<br />
　高坂は元は流れの芸人だ。彼を含む田楽師一行が遊行に訪れたタソガレドキ城で、見た目の良いのに目を付けられて留め置かれたというのが高坂がこの城に居るそもそもの始まりである。その後の紆余曲折は割愛するとして、二十歳も越えて小姓には些か唐の立った高坂は今は忍び組の組頭、雑渡昆奈門へと宛がわれている。色を目的に宛がわれた高坂であるが、雑渡は彼に忍びの術を教えて専ら自分の部下として扱っている。<br />
そこに先の台詞である。雑渡の申し出に高坂は一瞬驚いたが、元々の自分の役目を思い出せばそれほど妙なものではないかもしれない。<br />
　高坂は支度を整えて宵に出直す旨を伝えた。<br />
<br />
<br />
　それにしても何故今更に、という話である。<br />
<br />
　彼を傷つけたくないのだ、と薄宵、寝所に現れた高坂に雑渡は言った。彼と言うのは雑渡が近頃執心している少年のことを指すのを高坂は知っている。名前迄は忘れてしまった。良く整った顔をしていたと思うが、自分があの年の頃にはもっと美しかったとも思う。<br />
雑渡は、実のところ男色を知らぬらしい。成程それで、と高坂には合点がいった。自分は謂わば予行のようなもので。<br />
<br />
着物を脱いだ一糸纏わぬ裸で横たわる。そこに気後れは無いが、ひとつひとつを口にして雑渡を導いて行くのは酷く恥ずかしくて高坂は震えた。香油を塗った温い指が中を緩めようと掻き回している。<br />
ふ、ふ、と途切れがちの息を高坂が吐く。色の白い顔を首元まで赤く染めて、俯きながら、当たると良い所を雑渡に教える。<br />
<br />
「くみがし、ら・・・、ぁ・・・もう、・・・もう結構です」<br />
<br />
まだ十分に慣らされたとは言い難い状態で、高坂は敢えてそう言った。<br />
自分が導いたとおりに少年を抱くのだな、と思ったのであまり丁寧に扱われるのが癪だったかも知れない。<br />
　少し無理をする形で雑渡を受け入れる。<br />
中に押し入られるとき、引き攣れるような痛みを感じたが高坂は殊更良さそうな声を上げた。いや、良かったのだ。実際の痛みや違和感よりも高揚感が勝る程度、高坂は雑渡を慕っているらしかった。<br />
無理をしていないか、と気遣う台詞が雑渡から掛けられたが高坂はそれを無視して足を絡めて雑渡の腰を引き寄せた。それに応える様にぐっと奥を突き上げられて高坂は嬉しそうに喉を仰け反らせて喘ぐ。<br />
<br />
「あっ、あ、・・・っぁ、ん・・・！」<br />
<br />
一度雑渡が高坂の額に手を伸ばして汗に張り付いた前髪を払った。高坂はその手の甲に自分の手のひらを乗せた。それを己の喉元に導く。<br />
<br />
「絞めて、ください」<br />
<br />
うなされる様な意識の中で高坂は妙にしっかりと自分がそういう言葉を発するのを聞いた。<br />
雑渡は一瞬驚いた様な目をしたが、それほど躊躇いもせずに指に力を入れた。白い喉が指の形に窪み、ひしゃげる。あまりに躊躇いが無いので若しかしたらこのまま誤って殺されるのではと思う程だった。縦しんば自分は痛い苦しいで済むとして、まだ子供の域を抜けきらない少年の柔らかな喉ならば潰すのではないか。殺すのではないか。<br />
そういう不幸な事故を想像して高坂は昂った。<br />
無呼吸の中、繋がったまま細かく緩く腰を揺する。抜き差ししなくても達してしまいそうな倒錯感だった。びくり、と手先が爪先が大きく跳ねて痙攣した。<br />
なにをさせているのだか。<br />
笑おうとして、口の端が歪んだのを殺してしまうと思ったのか雑渡の指が緩む。気道に一気に流れ込む空気がひゅうっと音を鳴らすのを飲み込みながら高坂は、まだ放してくれなければ良かったのにと思う。<br />
酷く咳込む。<br />
<br />
「っが、は・・・！げほ・・・うぇ・・・っ」<br />
<br />
臍の横をつう、と生温い物が伝い落ちて高坂は自分がいつのまにやら射精していたことを知る。嘔吐きながら肩を震わせて笑うと不思議そうな雑渡のもの問いた気な視線とかち合って高坂は首を振った。いいえなんでもありません、と言おうとしてすぐには声が出なかった。唾を飲み下すとずきりと喉が痛む。<br />
<br />
「どうした」<br />
「いえ、」<br />
<br />
あなたに抱かれる子が羨ましい。<br />
とは高坂は言わなかった。<br />
</font><font size="-1"><br />
<br />
<br />
</font>]]>
    </description>
    <category>プロ忍・事務員</category>
    <link>http://mobilemercy.blog.shinobi.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E5%BF%8D%E3%83%BB%E4%BA%8B%E5%8B%99%E5%93%A1/%E9%A1%98%E3%82%8F%E3%81%8F%E3%81%B0%E4%B8%8D%E5%B9%B8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8C-%E2%80%BB-%E9%9B%91%E9%AB%98-%20%E9%9B%91%E4%BC%8A%E5%89%8D%E6%8F%90%E3%80%82%E9%AB%98%E5%9D%82%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AD%E3%81%A4%E9%80%A0%E3%80%82</link>
    <pubDate>Sat, 10 Jul 2010 16:51:08 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mobilemercy.blog.shinobi.jp://entry/209</guid>
  </item>
    <item>
    <title>負けず嫌い/※セックスの知識がちょっとおかしい雑渡さん(ぬるい)</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼負けず嫌い</h4>
<font size="-1"><br />
<br />
雑渡の指が首に掛けられたので、なにか怒っているのかなと伊作は思った。<br />
埃っぽくて薄暗い小屋、裸の伊作の背中には雑渡の着ていた装束が敷かれている。汚しても構わないと言われてその上に寝かされたから伊作はてらいもなくそこで雑渡に抱かれた。まだその最中である。膝を畳んで足を広げる伊作の中には勃起した雑渡の性器が収まっている。<br />
<br />
「ひぐ、ぅ」<br />
<br />
不意に被さる様に身を乗り出した雑渡に伊作はなにごとかと問いかけようとしたのだが、首に掛けられた片手にぐっと力が乗ったので呼吸の成り損なった声が出た。<br />
なにか怒っているのかな。伊作は雑渡の顔を見上げたが、別段心当たりも無かったし、雑渡の顔は穏やかだった。むしろ此方を伺うように心配そうな片目は愛情に満ちているとも言えるくらいで伊作は抗う代わりに僅かに首を傾げた。きつく首を押さえる指が食い込み、はふ、と伊作は息を零す。首を締めつけられる痛みをそろそろ息苦しさが上回りつつある。<br />
こういう趣味があったのだろうか。<br />
伊作は雑渡と性交渉を持つのはこれが初めてのことであるから、雑渡に特殊な嗜好があったとして伊作がそれを知らなくてもおかしくはない。<br />
首を押さえられたまま、腰を支えられて緩く揺さぶられる。酸素の回らない頭は熱くなってふつふつと汗が浮いているし、こめかみの辺りで血管がずきずきと鳴っているのだが、中を揺すられれば気持ちよくて伊作は無声で喘いだ。<br />
<br />
「っ&hellip;は、&hellip;か、は&hellip;！」<br />
<br />
雑渡の指が少し緩むと、僅かに気道が開いて喉がひゅううと音を立てた。その音を確かめた様に間があってまたぴたりと喉を塞ぐ。一、二、三、と伊作は頭の中で数を数えた。脳の細胞が全部死んでしまう迄は、百幾つか数える程で足りてしまう。雑渡の手首に添えた指はもうびりびりと痺れていた。突き上げるように強く揺さぶられると殺されかけの身体が、神経が悲鳴を上げるように軋んでそれが快楽と言えなくもなかった。勃ちあがった性器の先からはだらだらと漏れ零す様に精液が流れ続けていることを伊作は自覚出来ていない。<br />
<br />
「伊作くん、」<br />
<br />
喉を塞がれている伊作は言葉を返すことが出来なかったので黙って雑渡を見返したが、雑渡はただ情事の最中に恋人の名前を呼んでみただけという様子で空いた片手で伊作の髪なぞ撫でている。<br />
　酸素を求めて開いた口から舌が突き出して涎が滴る。百一、百二迄数を数えた。雑渡はなにか食す様な仕草でゆっくり口を開くと突き出す舌に噛みついた。一瞬、思考が止まる。百十&hellip;幾つだったか。死ぬ、と思って伊作の意識は眩んだ。<br />
<br />
<br />
<br />
「&hellip;本当に死ぬかと思った！」<br />
<br />
長い時間咳込み、ひゅうひゅうと呼吸を鳴らしていた伊作はようやく赤く手形のついた喉を擦りながらそう雑渡を詰った。<br />
<br />
「ごめんね、他に仕方を知らないものだから。」<br />
<br />
　なにかおかしかったかな、と雑渡は不思議そうに首を傾けるので伊作は半ば驚いた様に、半ば呆れて溜息を吐いた。<br />
<br />
「&hellip;&hellip;いつもこんな風になさるんですか？」<br />
「嫌だった？」<br />
<br />
首を傾げたまま雑渡は伊作を覗きこむ。嫌だとか良いとかよりもこれが雑渡にとってスタンダードなセックスの形であるという点が問題ではあると伊作は思う。<br />
ややあって頭を振った。<br />
<br />
「あなたにこういう風に抱かれた人がいるんでしょう？」<br />
<br />
なら僕もこれで結構です、と伊作は少し強情を張った。<br />
<br />
<br />
</font><font size="-1"><font size="-2"><br />
<br />
<br />
<br />
</font></font><hr noshade="noshade" style="width: 100%; height: 1px" />
<font size="-1">という流れを前提にした雑高を後日書く・・・かもしれない。</font>]]>
    </description>
    <category>雑伊・その他伊作受け</category>
    <link>http://mobilemercy.blog.shinobi.jp/%E9%9B%91%E4%BC%8A%E3%83%BB%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E4%BC%8A%E4%BD%9C%E5%8F%97%E3%81%91/%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%81%9A%E5%AB%8C%E3%81%84-%E2%80%BB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%81%8C%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%84%E9%9B%91%E6%B8%A1%E3%81%95%E3%82%93-%E3%81%AC%E3%82%8B%E3%81%84-</link>
    <pubDate>Fri, 09 Jul 2010 15:28:38 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mobilemercy.blog.shinobi.jp://entry/208</guid>
  </item>
    <item>
    <title>僕らはみんな生きている(竹くく)/初めて人を殺めたとかそんな話</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼僕らはみんな生きている</h4>
<font size="-1"><br />
　食堂はがらんと空いていた。<br />
飯時から少しずれていたと言うのもあるし、学年単位の課外実習のあとでいつもは雪崩れる様に食堂に駆け込む育ち盛りの生徒たちが、今日の場合はひとりふたりしかやってこなかった所為でもある。<br />
がらんと空いた何処でも座り放題の机と椅子の中から八左エ門の真正面を選んで兵助は腰を下ろした。他に一緒に飯を食う相手も見当たらなかった。味噌汁を啜り、魚を崩す。<br />
<br />
「はっちゃん、元気？」<br />
「おう、元気。」<br />
<br />
にかっ、と顔を上げて八左エ門は笑う。いつ見ても飯の美味そうな顔だ。<br />
兵助はそれを見てうん、と頷いた。八左エ門の前に座るとどんな日でも飯が美味い。実はここ最近終えた実習の中で兵助は人殺しをしていたので、飯が美味く感じるというのは幸福なことだった。八左エ門の組では今日、同じ課題が行われた筈だ。<br />
<br />
「はっちゃん、今日ひとりだね」<br />
「兵助だって」<br />
「俺はいつもそうだよ」<br />
<br />
いつも人に囲まれている賑やかしい八左エ門が今日はひとりでいるのはなにも、この期に及んで飯の食える生徒が八左エ門ひとりしかいなかったから、という訳だけではない。飯を食える神経が、敬遠されているのだ。八左エ門は常から蝶の一羽、蟻の一匹死んだと言って沈痛な面持ちで深く手を合わせる優しい性分であるから余計、人間様の命を奪った後でのうのうと飯を食う姿が理解されないのだ。<br />
おかしな話だ。と兵助は思う。<br />
<br />
虫けらの死を人と同じだけ悼む彼は優しい人だと肩を叩かれるというのに、人の死を虫けらと同じ程度に悲しむ彼は冷酷な奴だと鼻白まれている。<br />
虫の墓を掘った後でも八左エ門は飯を食うじゃないか。<br />
<br />
「命は平等だろ、兵助。」<br />
「うん、はっちゃんは曲がっていないよ。」<br />
<br />
命の平等云々に賛同するかは別として八左エ門は昨日も今日も己の信念通りに泣き笑い飯を食っているのだ。どこにおかしなことがあろうか。<br />
<br />
「俺は八左エ門のそういうところが好きだよ」<br />
「おう！」<br />
<br />
ごちそうさまでした、明るく溌剌とした声で八左エ門は空の食卓に綺麗に合掌した。<br />
<br />
<br />
</font>]]>
    </description>
    <category>その他忍たま</category>
    <link>http://mobilemercy.blog.shinobi.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E5%BF%8D%E3%81%9F%E3%81%BE/%E5%83%95%E3%82%89%E3%81%AF%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E7%AB%B9%E3%81%8F%E3%81%8F--%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%81%9D%E3%82%93%E3%81%AA%E8%A9%B1</link>
    <pubDate>Tue, 08 Jun 2010 05:02:10 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mobilemercy.blog.shinobi.jp://entry/207</guid>
  </item>
    <item>
    <title>・取り憑かれる話　(白凄　エロい感じの悪霊に取り憑かれて白目に夜這をかけにくる凄腕っていうギャグ)</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
<font size="2"><span style="font-weight: bold">＜！説明がないと意味不明なので註書き！＞</span><br />
<br />
※twittter上の悪ふざけで出来たネタをガチで書いてみた「悪霊に取り憑かれておかしくなる凄腕」という謎設定ギャグエロです。<br />
　最初に解説すると、諜報に白目が利用した遊女の怨念が凄腕に取り憑いて凄腕の身体を使って白ちゃんに夜這を掛けに来るよ！というしょうも無い話です。<br />
把握したらどうぞ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
&darr;<br />
<br />
<br />
<br />
<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼取り憑かれる話</h4>
<br />
<font size="-1"><br />
　意味が分からない。人肌で温くなった布団に転がって着物の下を弄る指に声を上げながらそう思う。<br />
何がどうしてこの状況なのか。いや、俺の身体を跨ぎ圧し掛かる男を押し退けないで良い様にさせているのも、部下であるこの男の部屋を夜半過ぎ訪れたのも俺だ。俺なんだが、しかしこれは望んでそうした訳でなく俺の意志とは全く無関係に、なにか別の生き物に動かされるように、足がここへ向かい手指が眼の前の男の頭を抱いているのだ。手前のことながら何事だ。甚だ意味が分からねぇ。これだとまるで俺が誘ったみたいじゃねぇか、というかこいつはそういうつもりだろう。躊躇う癖に高揚気味の吐息で、まさかあんたにそういうつもりがあったなんて、とかなんとか見当違いのことを言う。違う。おい、違ぇんだよ。首筋に歯が当たり、舌の濡れた感触が肌を這った。<br />
<br />
「・・・いいんですか？」<br />
<br />
良くねェよ。今すぐ俺の上からその手と身体を退けろ。<br />
ところが身体はちっとも言うことを利かず俺の意識を無視して布団の上に横たわり続ける。口角の引き攣る感じからすれば俺は今薄ら笑ってすら居るのかもしれなかった。男の指に触れられる度ぞわりと粟立つ皮膚感覚もおかしい。焦る。幾ら焦れども、制止の言葉ひとつ口から紡げない。<br />
<br />
「んっ・・・！」<br />
<br />
脇腹から腰を撫でる手のひらの感触に鼻にかかった声が漏れる。体温がじわじわと上がってきている。おかしい、この感じ方は異常だ。<br />
<br />
「俺ずっとあんたとこういうことしたかったんですよ」<br />
<br />
　嬉しいです、ととんでもない話をされて目眩がする。知らねぇよ、俺は好きでこんなことしてるんじゃねぇんだよ。おい、やめろ。<br />
胸元を弄る指に突起を摘まみ上げられて爪先が跳ねる。腰が重たく疼いて、短く吐いた息に熱が籠った。媚毒にかかった様に身体が震える。<br />
<br />
「ふ、あ・・・っ」<br />
「・・・意外と、やらしい身体してるんですね」<br />
<br />
うるせぇ、ちょっと黙ってろ。調子に乗るこの馬鹿の指先は細く器用で摘まんだそこに爪を引っかけたり指の腹で揉み潰しては弄り倒される。払い除けようとして、俺の手はこいつの指を掴んだまでは良かったがそれをそのまま自分の口元へ持っていく。揃えた中指と人差し指を口に含んで舌を這わせると驚いたような顔と目が合う。そんな目でみるな。俺も引いてんだよ。口の中に溜まった唾液が細長い指と口の端をべたべたに汚す。<br />
<br />
「もう、良いですよ。」<br />
<br />
ふとそう声が掛って指が口内から引き抜かれる。何がだ、と訝しむ間もなく唾液に濡れる指に足の間を探られた。囁かれた言葉に思わず引き攣る。<br />
<br />
「ここに早く触られたかったんですよね？」<br />
<br />
・・・逃げたい。<br />
手前より腕力もなにも劣る部下ひとりを前にこれほど心底逃亡を望んだことは無かった。ぬるつく指が周囲を緩く撫でまわしていたかと思うと爪先を埋め、ぐっと入口を抉じ開ける。ぞわっと背筋が毛羽立ったのは悪寒が九割強を占めていると思ったが、零れたのは鼻に掛った喘ぎ声で頭が痛くなる。<br />
<br />
「や、ぁ・・・っ」<br />
<br />
つうか誰の声だよ、今のは。俺なのか。恐らくわざと、ぐちゃぐちゃ音を鳴らす様に抜き差しされる。<br />
当に勃っている前を堰き止めるようにきつく掴んだままに指の腹で先を嬲られる。咄嗟に歯を食いしばったがひっと甲高く悲鳴があがるのを押し殺せなかった。いつのまにか増やされている指に音を立てて掻き回されている奥も、緩く扱き上げられている性器も、全身が熱くて堪らない。こめかみを汗が伝う。<br />
<br />
「アっ、あ！も・・・それ・・・っ」<br />
「・・・もう良い？挿れますからね」<br />
<br />
良いですか、と聞く奴の声も常よりひび割れて掠れている。興奮してんじゃねぇよ畜生。<br />
足を抱えあげられた見っとも無い格好で、熱が押し当てられる。焦らす様に先を擦りつけられるともどかしくて気が狂いそうになる。それでも生来なら、こんな真似俺は死んでもしないだろうに思考の外で動く腕が急かす様に男の腰を引き寄せた。ああ、くそ。もう、嫌だ。無理に押し広げられる感触に一瞬呼吸が止まる。<br />
<br />
「ひっ、ああァッ、ああ・・・！」<br />
<br />
感電するように酷く感じて眼の前が潤んだ。腰を揺すられ前を弄られ息が途切れる。擦りつけられると堪らない箇所があってがくがくと身体が勝手に痙攣していた。嗚呼、やめろやめろ。頼むからやめてくれ。と俺はさっきからもう何遍も言っているつもりなのに実際口をついて出ているのは耳を塞ぎたくなるような嬌声と交合を歓ぶ台詞ばかりで、それが耳に届く度自分で自分が呪わしい。<br />
ずるりと半ば抜けだす感覚にまた喉から、あっと媚を売るような声が零れる。後ろが締めつけ収縮するのが分かってしまった。顔面が火を噴く様に熱い。<br />
<br />
「気持ちいいですか？・・・これが気持ちいいんですよね」<br />
「っふ、あ、ああ、・・・良い・・っ、気持ち良、から」<br />
<br />
もっと、と。<br />
なんて相手になんてことを言っているんだ俺は。馬鹿か。死ね。というか死ぬ。これ以上なにかされたら。<br />
しかし強請った分だけしつこく抱かれて恐らくぶっ飛ぶと思った通りに眼の前が眩んで、案の定俺は意識を手放した。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
前に諜報の際に色街に降りたんですけどね、<br />
と意識を取り戻してから後に部下は切りだした。ああいう場所には町人から城勤めの侍まで幅広く人が集まるからその土地の景気なり政治なりを知るには遊女に取り居るのもある種常套手段ではある。<br />
<br />
「それで？」<br />
「・・・いや、なんかその内店になじみの顔が出来ちゃって。でも俺任期終わってそのままそこの土地には寄りつかなかったんですけど、潜伏様の仮住まいの方にずっと届いてたらしいんですよね」<br />
<br />
<br />
爪やら指やら。と男は言い俺は溜息を吐いた。情の深い女に好かれたものだ、が後の言葉に頭を抱える。<br />
<br />
「最中、一度あんたがその女に見えたんですよ。祟られたかなぁ、俺。」<br />
<br />
おい、勘弁しろよ。とばっちりもいいとこじゃねぇか。<br />
言えばこの男は、抱けば収まるなら問題ないんじゃないですか、と悪びれず笑うので案外性質の悪い男かも知れなかった。<br />
</font><br />
<br />
10/6/1<br />
<font size="-1"><br />
</font><hr noshade="noshade" style="width: 100%; height: 1px" />
<font size="-1">twitterのやり取りから派生した「エロい感じの霊に取り憑かれて淫乱になる凄腕」という謎設定。</font><font size="-1"><br />
</font><br />
<br />
</font>]]>
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    <category>イロモノ部屋</category>
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    <pubDate>Tue, 01 Jun 2010 05:45:29 GMT</pubDate>
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    <title>オウム/(竹←くく←タカ)　久々知が他所者に優しくしようという話</title>
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    <![CDATA[<br />
<h4 style="color: rgb(204,0,0)">▼オウム</h4>
<font size="-1"><br />
<br />
　ここらの空ではあり得ないような赤や黄の毛色をした図体のでかい鳥が、忍術学園の飼育小屋に飼われている。猛禽に似た姿の鳥は、鷹やらハヤブサと並んだ檻に大人しそうに澄まして収まっていたが、鮮やかな羽色はどうしたって周りの連中に浮いていた。なんでも南蛮から船に乗ってやってきた鳥らしい。非常に賢く、人語を解するそうだと生物委員の竹谷八左エ門が同学の久々知兵助に教えた。<br />
食堂から引き取ったくず野菜の切れ端を鳥籠に差しいれながらにこにこと笑顔の眩しい八左エ門は、生物ならそれが鳥類であろうと獣であろうと等しく愛を注げるのだ。一方兵助は数多の生物の中でも一等八左エ門が好きで、その他のものにはあまり愛情を感じなかった。しかし八左エ門が得意な顔をするので鳥籠は覗く。<br />
<br />
「どうだ、可愛いだろう。」<br />
「・・・いや。派手なだけだ。」<br />
<br />
珍しい鳥を見せてやると意気揚々する八左エ門の為に籠は覗いた兵助だったが、八左エ門の為に鳥に世辞を言うところまでは気が利かず正直にそう言った。ついでに常の無表情にちょっと眉を顰めて付け足しもした。<br />
<br />
「それにこの鳥は夜になると酷く騒がしいじゃないか。」<br />
<br />
ぎょっ、と悲鳴の様に鳥は鳴いた。<br />
ぎゃあとかぎょうとか、人の叫ぶようにこの鳥は鳴くのだ。それは真夜中に特に五月蠅く聞こえ、生物小屋と遠い長屋では気にならないが、鍛錬などで外に出た者などの耳に届いては些かぎょっとさせたりする。<br />
夜行性なのだから、仕方がないさ。と八左エ門は明るく言った。<br />
ついでに籠に向き直って、よしよしお前は悪くないぜと鳥に話しかけた。満足そうに目を細める鳥が兵助は気に入らない。<br />
<br />
「はっちゃんは、動物を甘やかしすぎるんだ」<br />
「だけどこいつは他所から来て仲間もなく寂しい思いをしてるだろ。ちょっとぐらい甘やかしたって悪かないさ」<br />
<br />
兵助も可愛がってやってくれよ、と屈託なく八左エ門は言った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「そういうわけだから」<br />
<br />
と兵助は眼の前の金髪頭にそう言い終えた。<br />
斉藤タカ丸という編入生が兵助に向けて、最近優しいね、と疑問形で投げかけた言葉に対する返答である。<br />
タカ丸は、少し口を噤んで考えてから、そうかぁと緩い声を出して首を傾けた。日に依って赤だったり黄色に脱色されているタカ丸の髪がふさりと揺れるのを兵助は撫でてやった。<br />
<br />
「そうかぁ・・・。」<br />
<br />
兵助くんは僕を他所者だと思ってるんだなぁ。<br />
タカ丸の穏やかな呟きを聞き流して兵助はタカ丸の頭を撫で続けた。<br />
</font>]]>
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    <category>その他忍たま</category>
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    <pubDate>Thu, 27 May 2010 16:23:10 GMT</pubDate>
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